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2025.10.17

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【2025年版】なんば駅エリアの賃貸オフィス賃料相場と特徴まとめ

【2025年版】なんば駅エリアの賃貸オフィス賃料相場と特徴まとめ

なんば駅エリアの特徴

なんば駅エリアは、大阪市中央区の南西部から浪速区の北側にかけて広がる商業エリアです。大阪の繁華街は「キタ(梅田側)」と「ミナミ(なんば・心斎橋側)」に分けられますが、なんば駅周辺はミナミの象徴的拠点として、商業・飲食・観光の中心地になっています。

なんば駅は複数の鉄道が乗り入れ、特に南海本線は関西空港と都心をつなぐ起点となっており、国内外からの訪問者を受け入れる交通の要所として機能しています。

 

アクセス面

なんば駅は大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・千日前線をはじめ、南海電気鉄道・近畿日本鉄道・阪神電気鉄道・西日本旅客鉄道(JR西日本)といった多くの路線が乗り入れており、広域からのアクセス性に優れています。「なんばウォーク」などの地下通路網も整備されており、拠点としてのアクセス力は非常に高いと言えます。

 

周辺環境

なんば駅エリアは、多様な業態が混在する活気ある商業ゾーンが広がっています。御堂筋沿い・南海なんば駅周辺・難波中・元町といった老舗店舗をはじめ、飲食・家電・雑貨・アミューズメント施設などが密集しています。道頓堀を中心とし、観光地として常時賑わいを見せています。たこ焼き・お好み焼き・串カツなど大阪グルメを代表する飲食業態が集積する一方で、近年ではキャッシュレス決済に対応した無人販売やモバイル決済特化型の店舗も登場しており、訪日外国人向けのインバウンド施策が一層強化されています。国内外からの観光客による人の賑わいと消費活動の活発さがうかがえます。

 

オフィスビルの特徴

拠点性、アクセス性、商業性の高さからオフィス需要も安定的に存在するエリアです。

なんば駅エリアの主な物件としては、

 

・2003年竣工。難波再開発の先駆けとして、大阪球場跡地に誕生した「なんばパークスタワー

・なんば駅直結、商業ゾーンとオフィスゾーンに分かれた複合オフィス「なんばスカイオ

・なんば駅の南側に位置、デザイン性と機能性を兼ね備え次世代オフィスビル「パークスサウススクエア

・商業、オフィス、ホテルで構成された大規模複合ビル「マルイト難波ビル

・旧国鉄貨物ヤード跡地を活用した、ルネッサなんばプロジェクトの一角に建設された「難波サンケイ

 

2023年から2031年にかけて複数の新築オフィスプロジェクトが計画されており、段階的な供給が見込まれています。

 

なんば駅エリアの賃料相場

なんば駅エリア(2025年 7-9月)  賃料相場  前期比
2000年以降竣工
基準階面積 300坪以上
18,000 円/坪 -1,125円
1999年以前竣工
基準階面積 300坪以上
17,600 円/坪 +3,600円
2000年以降竣工
基準階面積 200坪~300坪未満
31,400 円/坪 -600円
1999年以前竣工
基準階面積 200坪~300坪未満
12,193 円/坪 +266円
2000年以降竣工
基準階面積 100坪~200坪未満
20,235 円/坪 -1,327円
1999年以前竣工
基準階面積 100坪~200坪未満
15,067 円/坪 +2,010円

 

まとめ

当該エリアにおけるオフィスの新規供給棟数は、他エリアと比較して少なくはあるものの2031年に開通予定の「なにわ筋線」により、新大阪~難波間が直結でアクセス可能となる事で、本町・新大阪エリアからのオフィス移転や増床需要の一部が心斎橋・なんばエリア方面へとシフトする可能性も期待されているエリアです。

 

執筆者

R.A

2022年入社。未経験からWEBチームに加わって4年目になります。オフィスや働く環境について学びながら、皆さまに役立つ情報を発信しています。